昨日、帰国しました。10日余りの旅でしたけれど、とても充実した毎日を過ごせました。前半はそれが目的だった、教会でのコンサート、後半はプラハの観光でした。ドイツはアイゼナッハとワイマール、いずれもバッハゆかりの地でバッハが洗礼を受けたり、カントルムを勤めた教会での演奏会で、またまた素晴らしい体験が出来ました。アイゼナッハは2年前に訪れた時より、道も綺麗になりホテルも内装が一新されてずいぶん人も増えていました。観光に力を入れているのでしょう。日本人に会うことは殆どありませんでしたけれど、小さな静かな街ですので、一度訪ねられるといいですよ。
初めて訪れたプラハはドレスデンを経由してドレスデンからバスで2時間ちょっと。初めて車で国境を越えるという経験をしました。着いた時は暑いのと人ごみとで驚きました。芸術的な技を持ったスリがウヨウヨしているから気をつけるように何度も言われ、ドイツでは無防備に歩いていた私たちはすいぶん緊張しました。その日はエステート劇場という所でモーツアルトのオペラを見ました。演目は「ドン・ジョバンニ」だったのですが、これはプラハに来たモーツアルトがこの劇場で初演して成功をおさめたものです。でも私は昼間の暑さでオペラの殆どを眠りこけてしまい、気がついた時にはカーテンコールをやっていたという勿体無いことをしてしまいました。翌日も朝から晩まで本当に沢山歩いて、行きたかった所はほとんど見ることができました。もちろん途中でお茶を飲んだり食事をしたりで休みながらでしたけれど。
プラハの食事は思っていたよりずっと美味しく日本人の口に良く合うようでした。もっとも、チェコ語がわからなくて英語の説明を頼りに選ぶのですから、冒険はできなかったということもあって、お肉のステーキとか海老のグリルとかだったのですが。ケーキは本当に美味。値段は日本と変わらないのですが、大きさは倍くらい。甘くなくてすこしだけ食事のパンを我慢すれば全部食べられました。ビールは文句なく美味しかったみたい。飲めない私はビールより高い水を飲みながら悔しい思いをしました。お金もチェココルナという特別なお金を使うので面倒でしたけれど、ユーロも使えるし、どうもそちらの方を歓迎しているふうでしたので、不自由はしませんでした。ただお札でユーロを払うとおつりはチェココルナで戻ってくるので、相手を信用するしかなく、なんだか損をしたみたいに思うこともありました。どんな店でもほとんど英語は通じました。
一つ不思議に思ったことは、プラハには美味しいケーキを出してくれるカフェはあるのにお菓子屋が見当たらなかったことです。私たちがそういう所を通らなかったということなのでしょうか。仲間もお土産が買えないとぼやいていました。道端で焼かれているソーセージはどこでも美味しかったです。日本だったらちょっとこんな所では食べないわねというような所でも美味しくて安いのでお昼はそんな所で済ませてしまうこともありました。
日本に帰って来て覚悟はしていましたが想像以上の暑さと時差ぼけで午前中はボーッとしています。お米が恋しかったはずなのに固いパンが食べたくて、胡桃がいっぱい入った黒いパンを買ってきて食べています。やはり日本人好みにできているのかドイツで食べたパンより品が良すぎて、物足りない感じ。ヨーグルトも日本のは元気が出ない感じです。たった10日ほどでヨーロッパかぶれしてしまったのでしょうか。
この暑さも今日がピークと言われていますが、残暑はまだまだ。皆様もどうそ夏のお疲れが出ませんようにお元気でお過ごしください。また9月にはお目にかかれるのを楽しみにしております。